写真左上・お太鼓柄、右上・柄アップ
左下・前柄、右下・お太鼓柄裏面
芥子(からし)色の地色に金・銀の楓を散らした豪華な染帯。
ベタ箔ではなく、ひび割れたような置き方をしているため、のっぺり感はなく奥行きのある印象。
縁取りの楓も混ぜることでさらに立体感がでてきます。
お仕立てあがると見えなくなってしまいますが、裏面を覗くと箔の下にしっかり友禅を施していることがわかります。このひと手間が重要で、箔に重みがでます。ちなみに金の下には黄系、銀の下にはグレー系ですね。
ひび割れたような箔表現には施し方がいろいろありますが、こちらは何色かの箔でぼかしています。
型でおこなう場合もありますが、職人さんも様々にチャレンジされていて面白いですね。
おしゃれ着よりは、ややフォーマル寄りなこちらの帯。
地色は中間色ですのでお持ちのお着物にも合わせやすいかと思います。
秋のここぞ、という時におすすめです。
表地価格 275,000円(税込み)