写真左上から時計まわりに、お太鼓イメージ・前柄・お太鼓柄裏側
6月に入ると、きものは単衣、帯は夏帯に衣替え。
夏柄の定番といえば先取りの秋草となりますが、毎年なかなかこれといったものには出会えません。
そんな中で、こちら。草花の雰囲気、配色の妙、そして地色がなんとも素敵です。
芥子(からし)色といっても紗の生地の透け感で、白い芯とあいまってとても優しい印象になります。
あえて裏側を写真に撮りましたが、特徴として文様を織りだすヨコ糸が一切通っていません。
当たり前ですが、それが透けて見えてしまったら台無しです。
一本一本の糸を丁寧に始末していく、「すくい織り」という技術がここにあります。
源氏香部分がフォーマル感を演出してくれますので、小紋~付下げまで。
涼しげな帯をきりっと締めて、夏のお出掛けをお楽しみください。
表地価格220,000(税込み)