写真左から、おたいこ部分・前柄・おたいこ柄アップ
とてもすっきりとした、上品な帯です。ひと目で惹かれました。
螺鈿(らでん)とは貝殻の内側の光沢部分を切り出し、これを用いて製作された工芸品のことです。
蒔絵の技法のひとつで、平安時代から存在していますが、
きものの技法としては割りと新しくここ3~40年のものです。
光沢部分を糸状に裁断し、織り込まれた柄は、
見る角度によって輝き方が違い、眺めているだけでも飽きません。
よく見ると、この花菱の柄部分に濃くなっている箇所箇所があり、アクセントを与えています。
丁寧なひと手間によって、「きれいなもの」だけではなく、
帯として、装飾品として、存在が際立ちますね。
ややモダンで都会的な雰囲気もあり、フォーマルなお席にぴったりです。
表地価格 ご売約済み